• テキストサイズ

《イケメン戦国》未来から来たお姫様

第49章 創痕緩癒(R18)



はっ……は…
瑠璃は一瞬にして艶色を政宗に向ける。
「熟れ落ちた桃みたいだ」

(柔らかく、とろりと甘い果実みたいだ)

ゴクッっと喉が鳴る。

「食べるの?」
食べて と言わんばかりの切望に似た欲望の眼。
「あぁ、ゆっくり味わってな」

(直接「食べて」って言わないところが…)

恥じらいながら、淫心が見え隠れしているのが、堪らなく政宗の胸を掻き乱す。

(イイ…)

男女の駆け引きなんて出来もしないくせに、
狡猾にあざとい女らしく、果敢に仕掛けてくる可愛さ。

(そのうち「食べて」って言わせてやるけどな)

政宗は瑠璃を見下ろして愉しげに笑う。


/ 1530ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp