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《イケメン戦国》未来から来たお姫様

第49章 創痕緩癒(R18)




「……瑠璃…」
呟くように、でも少し緊張した声音で、
政宗が瑠璃の名を呼んだ。

少しの変化を察しながらも、何も感じ無い風な顔を、政宗に向けた。
政宗は、盃の酒を飲み干して、
瑠璃を瞻直(せんちょく)する。




「…瑠璃、小泉な……処刑された」
「…………」
言葉を失っているのではなさそうだが、
瑠璃は、何も言わない。
感情の読めない銀鼠色の瞳が、ほんの少したけ細められたが、逸らされる事はない。


※瞻直…真っ直ぐ見る。
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