第9章 師走の書状(R18)
差し入れた手で柔らかな胸の感触を味わう。
(そーいやぁ、この間 見た時、綺麗な形をしてたよな)
と思い出す。
手に収まり切らないほど大きくもなく、小さくもない。
白く形の良い胸。
それ程記憶にしていないが、今までに抱いたどの女よりも綺麗だと思う。
(こんなに華奢なのに、胸だけなんでこんな育ってんだ?)
ふとした疑問が浮かんで消えた。
「ん、ふぅん…やっ…だぁ…」
焦れったいのか恥ずかしいのか、俺の手を止めようと甘い声とともに手首を引っ張る。
無力な瑠璃の手を無視して、胸の頂に指先を引っ掛ける。
「あっ、いゃぁぁん」
指先で弾くと甘い声が一層甘くなる、
「あぁんっ
…やっ、だって、ばぁぁ」
上気した頬、潤んだ瞳、半開きの赤い唇。
ゴクッッ
生唾を飲む。
「喰わないと仕事しない」
「まさむねっっ」
瑠璃が抗議の声を上げる。
(もう一声か?)
「そんな色っぽい瑠璃 みたら我慢出来ねぇ。なぁ、良いだろ?」
「恥ずかしいから、今は、イヤッッ」
こう言う処は童女みたいだし。
でもこの後が すげー色っぽくて、艶やかで堪らない事を知っている俺は、もう、今更
引けない。
押すしかない。
「恥ずかしいなんてこと、考えられなくしてやるよ」
言うや否や、キユッッ と胸の頂をつまむ。
「あっ、んっ」
ビクッ と身体が揺れる。
「全部脱がさないなら、いいだろ?」
「ダメぇっ」
弄る手を止めて、横抱きにしている瑠璃の裾合わせを強引に開く。
「だめだってばぁ!」
バッ! と裾にある俺の手を押さえに来る瑠璃。
「嫌なのか?」
問うと
「ぅ…嫌じゃないけど、…今は、ダメだって言ってる⁉︎
んっっ、ぅぅんっっ……」
再び唇を奪うとヘナヘナと手を押さえる力が緩くなる。