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《イケメン戦国》未来から来たお姫様
第49章 創痕緩癒(R18)
馬は浅い水をパシャパシャと分けながら、
砂と湖の境を歩いていた。
すっかり涼しくなった風が頬を撫で、
髪を揺らして過ぎてゆく。
赤トンボが頭上をついて回り、
山々にも秋を感じられる季節になった。
「寒くないか?」
政宗が優しく尋ねる。
「はい、大丈夫です」
と言いつつ瑠璃は、
悪戯っ子のように笑って政宗の腰に腕を回して、ほんの数センチの隙間を埋める。
猫がスリッと寄って来たようにピッタリとくっつく。
(なんだよ、それ〜////)
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