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《イケメン戦国》未来から来たお姫様

第47章 (終章) 煙の消えた後




「せっかく、光秀様に頂いたのに……
ごめんなさい、光秀様…」
済まなそうに小さな声で謝った後の瑠璃は、
澄爽に微笑んでいた。


その頃、光秀は独り、
曼珠沙華の咲き乱れる畦道を、
清穹を見上げながら歩いていた。
この男もまた、赤い花 曼珠沙華、死人花がよく似合う。



< 君がみる 曼珠沙華の 行く先は
仏も見えぬ 炎渦の地獄 >




澄爽…澄んでさわやか。
清穹…澄みきった大空。
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