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《イケメン戦国》未来から来たお姫様
第47章 (終章) 煙の消えた後
身体の怪我を考慮して、
ふんわりと優しく抱きしめれば、
背中に回された瑠璃の手が、
ギュッと強く、政宗の着物を握る。
「心細かったろ…
怖かったな、痛かったな……」
「…っつ……くっ…ぅっ……」
「我慢するな。
声、出して泣いていいんだ。
泣け、吐き出しちまえ」
抱きしめた頭を撫でる。
「…うっ…ぅぅ……ぅえ…ぇ…
…ふぇぇぇーーーぇん……ぅぅ……
…まさむねぇぇ〜ぇ〜……」
押し殺そうとしていたのに、政宗に言われて、
瑠璃が声を出して泣いた。
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