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《イケメン戦国》未来から来たお姫様
第47章 (終章) 煙の消えた後
4日目の朝。
「おはよう瑠璃。気分はどうだ」
いつもの時間にいつもの様に瑠璃を起こす。
(今日は俺を認識出来るか?)
越前から連れ帰って10日以上が経っても、
瑠璃は俺を認識していなかった。
目に映っているのか、いないのかも判らない日が続いた。
映っても俺だと分かっていなかった。
何度も、俺を「にぃ様」と呼んで、
儚げに笑いかけられた。
布団から起き上がった瑠璃が、俺を見る。
そして…
「……まさむね」
小さな声だが、はっきりと そう言った。
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