• テキストサイズ

《イケメン戦国》未来から来たお姫様

第47章 (終章) 煙の消えた後




4日目の朝。


「おはよう瑠璃。気分はどうだ」
いつもの時間にいつもの様に瑠璃を起こす。

(今日は俺を認識出来るか?)

越前から連れ帰って10日以上が経っても、
瑠璃は俺を認識していなかった。
目に映っているのか、いないのかも判らない日が続いた。
映っても俺だと分かっていなかった。
何度も、俺を「にぃ様」と呼んで、
儚げに笑いかけられた。


布団から起き上がった瑠璃が、俺を見る。
そして…

「……まさむね」
小さな声だが、はっきりと そう言った。


/ 1530ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp