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《イケメン戦国》未来から来たお姫様
第47章 (終章) 煙の消えた後
ふふふ……と瑠璃が涙を流しながら笑う。
虚ろだったかと思えば泣いて、
泣いていたかと思えば笑って、
でも、その笑顔はどんな風に見ても、
幸せなものじゃなくて、冷めて、
諦めたような……
そう、
(最初の頃の瑠璃の笑顔を思い出す)
冷めて平気を装って、笑顔と頭脳で武装して、
強く気高くいようと、頑張っていた。
傷つき悲しく寂しい心を隠していた頃。
俺は、歯痒くも、今は黙って、
瑠璃の様子を見守る事しか出来なかった。
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