第45章 煙に隠れた人探し
「昼間っから賑わっているな」
光秀がその辺と女ひとりに適当に声をかけた。
「まぁ〜、この辺じゃ見かけない色男ね。
どこから来たの?」
「ここは港で働く男が客に多いから、
朝早くから、夜早くまでよー」
うふふふ〜 と色目を使いながら、
女達が代わる代わる、光秀に話しかける。
「港で働いてる男が女を、買えるとは、
さすが北前船の停泊場だぜ」
光秀の横から政宗が港の様子を褒める。
きゃぁぁ〜。
「お兄さんも、男前ね❤️」
「私達と遊びましょうよぉ❤️」
「私とよぉ」
「ここで今、流行ってる物は何だ?」
政宗は余所行きの男前の顔で女達を魅了する。