第7章 [ろ] ロザリオに愛を、薬指に口づけを。....R18
ニットをたくし上げると覗く、いつもと違う黒色のつるりとした無地のブラジャー。
油断したブラジャーから胸をはみ出させ、尖りきった胸の頂を俺に見せつける茉莉さん。
その頂にかぶりつくとびくりと身体を震わせ控えめに鳴く。
「あ…てつろ…くん……」
「茉莉さん、ココ、我慢できる?」
ぐぷぐぷと音がなるように指を抜き差しすれば、ふるふると横に振られる顔。
ちゅぷん。
指を抜き、財布から避妊具を取り出すと下着を横にずらし隙間から自らの猛った肉棒を突き立てた。
「っ……あっ!」
首に回された手がジャージをぐしゃりと掴む。
吐息が耳にあたって体温が1度上がった気がした。
ぐいと折り曲げていた茉莉さんの左足。
膝裏をぐと押し、肉棒をさらに深く埋め込むとナカがぐっと閉まる。
「てつ…ろ…く…」
途切れ途切れに呼ばれた名前に反応すると、潤んだ瞳が俺を向く。
「声…でちゃう、から…」
最後まで聞かず、俺は唇を塞いだ。
そのまま壁にぐいと茉莉さんを押し付け右足も抱える。
ぐじゅり、ぐぢゅりと言う濡れた音。
キスの隙間から溢れる吐息。
その吐息の合間に、俺は今まで俺に向けられたことのない言葉が耳に飛び込んできた。
「てつろ…くん、すき。」
びっくりしすぎて動きが止まった。
不思議そうな顔で俺を覗く瞳。
「俺も……好き…デス。」
茉莉さんの顔が真っ赤に染まっていく。
瞳からは、ほろり、ほろりと大粒の雫。
「嫌われてると…思っ…」
「好きだから…テツヤさんの代わりが嫌で…」
無言、無言。
その後の赤面。
耐えられない沈黙に声を発そうとすると、その動きで奥を突いたらしく、茉莉さんが艶かしい声を出す。
「…そんなにナカ、締めないでくださいっ…」
「違うっ…の!」
「違わないじゃない…ですかっ!」
ずんずん、とリズムよく突き始めれば、茉莉さんは俺の首に回す手に力を込め、ぎゅっと抱きしめ喘ぐ。
「茉莉さん…好き。」
そう思いを口にすれば同じ思いが戻ってくる。
想いを込めてぐいと奥を刺激すれば、茉莉さんはふるりと身体を震わせ、達した。
達した後の締め付けを借りて、自らも膜内に白濁を放つ。
荒い息の中そっと唇を重ねると向こうからはもっと深く唇が重なった。