第2章 [く] クロ猫と傘と恋....R18
もう隠さなくて良い
マテもナイショもナシで居られる
そんな関係になれた事。
抱き合って戸惑いがちに触れ合った唇は
徐々に深く濃厚な口付けに変わる
どちらからでもなく
絡めあった舌
キスだけでガチガチな俺も
蕩けそうな顔して何度も
キスを強請る茉莉も
全部全部幸せで
触れる指も脱がす指も
ブレーキが壊れた様に止まらず
スピードが上がっていく
一応必死にセーブしようと
頭の片隅では考えてるのに
「肌、綺麗だな…
コッチも可愛い…そんなに経験ない感じ?
メッチャ狭くて気持ちよさそ…」
『…鉄朗が、慣れすぎ!
わ、たしは…その…経験とか…ない、から!』
「は、はァ!?処女!?
ヤバ…ゴメンなさい…」
ガッツかない選択肢は消え失せて
「…多分グチャグチャに犯しちゃうから
覚悟してクダサイ
俺だけにしか感じないくらい
刷り込むから…な」
ハジメテ受け入れるくせに
濡れまくってる秘部に指を深く射し込む
小さい悲鳴をキスで飲み込んで
狭いナカを解す様に指を動かす
口の中の悲鳴は次第に甘くなり
熱い息と共に俺の口内を犯し始める
「…エッロ…もう次が欲しいンですかァ?
茉莉…俺が欲しい?」
肉壁を引っ掻いてヒクつくナカで
指を暴れさせる
言葉にならない声が部屋に響いて
更に俺を滾らせていく
「…チャント言って?
欲しいです、かァ?」
お強請りさせてる余裕なんて
とっくの昔に奪われてるのに
その上を
もっともっと俺の理性ごと
『ほし、い…鉄朗…お願い…
もっと…気持ち良くシテ…』
アンタに掻っ攫われたくて堪らない
「力抜いとけよ?優しく出来る程
オトナじゃねぇから」
歯で噛み切り、取り出した膜に
ビクンと身体を退く茉莉を
捕まえて一気に熱い肉棒で穿き
突き上げる
破瓜の感覚を共有すると同時に
茉莉のナカがギチッと自身を締め付ける
「こら、そんな締めたら動けねぇから」
動いても動かなくても
持って行かれそうになる程
キツく絡み付く肉壁に
「力、ぬ…け…って」
俺の息も茉莉と揃えるかの様に
弾んで艶かしくなって行く