【JOJO・アヴドゥル夢※R18】先生と一緒に【現パロ】
第3章 かっこいい
私は、その会話を聞きながら……。
「(今度のテスト、白紙で出してみよう)」
真面目だけが取り柄な私なのに、その時は、なぜかそんな方法を思いついてしまった。実行しようと思ってしまった。
アヴドゥル先生と関わりを持つことができるかもしれない、たった一つの方法。
だって、アヴドゥル先生は真面目ちゃんには見向きもしないもの。
不真面目ちゃんばかり指導してるから。
でも、キスまでしようなんて思っていなかった。
彼を近くで見ていると、何かに突き動かされるように体が……。いつの間にか唇を重ねていた。
なぜか、あなたの前だと、自分でも信じられないくらいの"不真面目ちゃん"になってるの。
あなたが好きで、欲しくてたまりません。
「姫さーん! ねぇ姫さん!」
突然、名前を呼ばれて私はハッとなった。耳に周囲の喧騒が戻ってくる。
「6番テーブルのオーダー光ってるよ! 忙しいんだから動いて動いて〜!」
そうだ。私はファミレスでアルバイト中だ。こんな忙しい時間なのに、いつも頭の中はアヴドゥル先生の事でいっぱい。私は先輩の言葉に「はい!」と返事をしてお客様の元へ急ぐのでした。