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ヘブンズシュガーⅢ【気象系BL小説】
第22章 diable aux cheveux d'argent
「……嫌だなぁ……」
潮風に吹かれながら眺めた景色。
二度と見られないかもしれないこの景色を、目に焼き付けた。
呟いた唇が微かに震えた。
「この桜が咲くのを一緒に……」
心の底からの懇願に聞こえるその声も震えている。
銀の髪が潮風にまた吹かれた。
胸に微かな痛みが走った。
男は眉をひそめると、ジャケットの胸元を握りしめた。
「嫌だ…なぁ…」
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