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ヘブンズシュガーⅢ【気象系BL小説】

第18章 こちら、アラシノ引越センター!


「元嫁と間男に、認めさせました」
「ええっ…認めたの!?」
「だってあんな鮮明な証拠映像あったら、認めないほうがどうかしてます」

そう大野くんはいい切った後、ヘンテコリンな顔をした。

「…って、どうかしてるからあんなことしたのか…」
「……?」
「……?」

一人で考え込んでしまったから、ぶぶっと二宮くんが笑った。

「大野さん…」
「あ、ああ…えっと、だから…その、ニノの姉ちゃんが良い弁護士だから、俺のほうはすぐにケリが付きそうです」
「そうかあ…よかったね。大野くん」

北島さんは、心底安心したというような声を出した。
ここ数日、現場と事務所は地獄のような忙しさだったから、一陣の爽やかな風が吹いていったような…そんな気分なんだろう。

大野くんの方も、元奥さんと間男を民事で訴えるぞって脅し…いや、内容証明を相手に出したら、相手が慌てて弁護士を立てて示談を申し込んできて、それに対応するのでここ数日休んでいた。

どうやら脅しの段階で、だいぶ上手く行っているようだ。

「ふふ…北島さんもなにかあったら、うちの姉貴紹介しますよ?」
「い、いや…俺はなるべくそうならないよう、頑張るわ」
「是非、そうしてください」

大野くんと二宮くんは、明日から仕事に復帰するそうだ。
二人して仲良く…作業員の休憩室に顔を出すため、事務所を後にした。

「ああよかった…これで俺が現場に入る回数が減る…」

北島さんがそう言ってるけど、繁忙期は何が起こるかわからない。

「そうだったら、いいですねー」
「野瀬、なんで棒読みなんだよっ!」
「なんも言えねー」
「って、オイ!それ俺のだろ!取るなよっ」


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