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ヘブンズシュガーⅢ【気象系BL小説】

第18章 こちら、アラシノ引越センター!




繁忙期が来た。
もうくっそ忙しい。

1月はまだ準備段階といったとこだったが、2月から徐々に残業時間は上昇し、3月は家に帰る時間は深夜になったりすることもあった。

これが4月上旬まで続く。

事務員なのになぜそんなに残業するの?と思うことであろう。
いろいろあるんだが…

・営業ができない約束をしたのが判明し謝罪
・作業員がお客様の物を破損・紛失して謝罪
・よりによって車両が故障して引越し日変更になり謝罪

などなどなどなど…

謝ってばっかやんけ。

いや、ほとんどこういうのは支社長と副支社長、もしくはもっと偉い人でやるんだけど、その分いつもぎりぎりで回している事務方の仕事にしわ寄せが来てしまう。

よりにもよってインフルエンザやコロナの流行期にも当たるから、作業員に欠員が出ると、事務のオジサンたちがよっこらせと作業服を着て現場に出ていくこともある。

かくいう私も、もう本当にどうしようもない現場があったとき、作業服を着て現場に行ったことがある…

どうしようもない現場というのは、朝イチの作業予定だったお宅にお伺いしてみたら、なーーーんにも梱包されていなかったというね。

どういう神経してんだろと思うでしょ。
でもね。

こういう現場は、恐ろしいことに年に何件も出るのよお…

なんて、話はどうでもいいか。

ということで、どうしようもなく忙しい3月。
久しぶりに、あの二人が支社を訪れた。

「こんにちは」
「お疲れ様です」
「おお!大野くん!二宮くん!」

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