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ヘブンズシュガーⅢ【気象系BL小説】

第9章 からふるどろっぷすす from ドラジェ ─dragee─


俺も、智のネルシャツの上にどかりと座り込むと、今から始まるショーを眺めるため手早くゴムを外してゴミ箱に捨てた。

「ひゃっ…あっ…かずっ…なりっ…」

潤の声が聞こえて振り向いたら、もうずっぽり入ってる。

「す…げ、すげえ…」

雅紀がごくりと唾を飲み込んだ。

「あぁ…これ、ヤバいわ…潤…」

ニノが艶のあるオスの声で呟いた。

「堪んない……」

ため息交じりに、一層色っぽい声。
俺も思わずごくりと唾を飲み込んだ。

こんなニノ…初めて見る。

真っ白な肌で、顔だって女みたいだし。
喘いでる声だって、ちょっとハスキーな女みたいだし。
自分でも自分が可愛いってわかってる。

そんなニノがこんなにオスになるなんて…

「智も見たいな…」

なんて呟いたら、雅紀がぐわっと起き上がった。

「…翔ちゃんも見たい…?」
「見たいだろ…ニノがこんな変わるなら、智どうなるんだろうな…」
「俺も見たい…」

雅紀がニタリと笑った。

「翔ちゃん…夜は長いもんね?」
「…ったりめーだろ…」

今は、潤の下で蕩けてる智のオスの姿…
じっくり見てやろうじゃねえか。

ふたりで目を合わせると、ニヤリと笑った。

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