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ヘブンズシュガーⅢ【気象系BL小説】

第7章 大野の紋章~考古学者大野智の憂鬱~


「シャトシっ…もうっ…」

ジュンフィスの切羽詰まった声が聞こえたかと思ったら、俺とジュンフィスのをまとめて握ってた手に、ジュンフィスの手が重なった。

「あっ…ジュンフィスっ…」

激しく手を動かされて、意識が飛びそうなほど気持ちよくなる。

「シャトシっ…」

ジュンフィスは短く叫ぶと、俺の唇にかぶり付くようにキスをしながら果てた。

手と腹に、ジュンフィスの温かい精液が飛んできて。

「あぁ…っ…」

その声が、快感の声だってわかったら…
すごくすごく嬉しくなって…

びくりとジュンフィスが最後の一絞りを出したら、ぎゅうっとジュンフィスに抱きついた。

「…シャトシ…」
「ジュンフィス…嬉しい…」
「嬉しい…?」
「うん…気持ちよくなってくれて…」

そっとジュンフィスの顔を見た。
少年みたいに頬を紅潮させて…
気持ちよかったってわかって…

「すごく…嬉しい…」

なんか泣きそう…

「シャトシ…嬉しいというのに、なんでそんな悲しそうな顔をする…」

戸惑ってるジュンフィスが俺の頬を手で包んだ。

「わかんない…なんでだろ…」

今まで…
セックスでこんな気持ちになったことなんかなくて…
本当に俺、どうしちゃったんだろ…

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