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ヘブンズシュガーⅢ【気象系BL小説】

第7章 大野の紋章~考古学者大野智の憂鬱~


ワンピースの布がもどかしい。
さっきいっぱい出しちゃったから、ちょっと冷たくなってるし。
もぞもぞと足を動かしていたら、ジュンフィスが体を起こした。

「ど、どうしたの…?」

腰に巻き付けてた布をがばっと取った。

「お…おぉ…」

うわあ…なんか、スゴイ…
…おっきぃ…
この前も見ちゃったけど、今日はもうフルで元気だから…

迫力すげえ…

なんて呆然としてたら、ジュンフィスは俺の腰の帯に手を掛けてさっと抜き取った。
それからワンピースの裾を持つと、俺の体を起こして一気に剥ぎ取られた。

「わぁぁっ…」

なんか、猛烈に恥ずかしかった。
思わず隠すとこも隠さないで、顔を両手で覆ってしまった。

「なんで今さら隠す…」

ちょっと戸惑ったような声を出しながら、顔を覆っている手を取られた。

「だ…だって…恥ずかしい…」

俺、貧弱な体してるし…
ジュンフィスほど男らしい体してるわけじゃないし…
恥ずかしかった。

「ふ…ちゃんと俺の顔を見ろ…」

囁くように耳元で言われて、ゾクリと何かが背中を走っていった。

「ジュンフィス…」

泣きそうになりながらジュンフィスの顔を見ると、寝台に押し倒された。

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