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僕は女の子になりたい【R18】
第7章 奇跡はすぐに
***
神殿を出て、馬車に揺られること数分
ユーリは少し疲れてウトウトしていた
隣のシヴァに寄りかかり、今にも寝てしまいそうだ
「少し寝ておけ」
そんなユーリの髪をシヴァは優しく撫でる
それがまた気持ちよくて、ユーリは完全に目を閉じていた
瞼の裏に写るのは、シヴァの笑顔――
その口が愛してると呟く度に、ユーリは涙が出そうな程嬉しくてたまらなかった
シヴァに抱きつくと、背中に回された手が力強く抱きしめ返してくれる
ずっとこんな日が続きますように――
ユーリはアヌー女神に祈る
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