第9章 ハッピーハロウィン🎃【番外編】
『ハロウィン…?』
銀時「そうそう、今日は10月31日。」
『なにそれ、確かに今日見回りしたけどカボチャとかたくさん飾られてたなぁ。』
銀時「おめぇ、知らねぇのか?箱入り娘だなぁ。」
『なによ、悪かったですね。』
私は仕事の見回りが終わった後、万事屋に寄った。
別に特に理由はなく、神楽ちゃんに会いたかったんだけど…まさかの新八くんと妙さんのところに遊びに行ってるらしい。
最悪。
まぁ、それはそれでさっさと帰る訳にはいかず、銀さんと二人きり。
まぁ、せっかくだし?
ショートケーキを食べた。
え?無理やりじゃないよ?
べ、別に勝手に冷蔵庫あさったわけじゃないからね?
銀時「トリック オア トリート!」
『…は?』
銀時「お菓子くれなきゃイタズラするぞ?って意味だよ。」
『え?急に!?お菓子持ってないし、理不尽すぎ!』
銀時「そういう行事なんだよ、多分。」
『え、多分!?』
銀時「理不尽にお菓子を貰う行事、それがハロウィンさ。」
『え!?なんて最高な、行事なの!』
私は立ち上がった。
『銀さん、トリック オア トリート!』
銀時「いや、俺あげたし、ショートケーキ。」
『あ。』
銀時「あれ?俺はもらってねぇよ?トリック オア トリート?」
『ぐっ…』
銀さんが私の腕を掴んだ。
そして、銀さんは私の耳もとで囁く。
銀時「お菓子くれなきゃイタズラするぞ?」
『くあっ……』
吐息がかかり、くすぐったい。
銀時「あれ?お菓子は?イタズラするよ?」
『くっ…銀さん……やめろ…』
銀さんが私の腕を話した。
にまっと笑った。
銀時「ごめんな、あいにく俺はガキんちょには興味が無いんだなぁ。」
『はぁ!?』
銀時「俺の探しているナイスウーマンは、おっぱいでかくて、ナイスバディで、とにかくすげぇやつなんだよなぁ~」
『いや、聞いてませんし。』
私は立ち上がった。
『みんなにお菓子貰ってきます。』
私は銀さんの食べ掛けのショートケーキをばくりと食べて、万事屋を出た。
銀時「奪うな!」