第4章 短刀救出大作戦!
そこにはこう書かれていた
『何やら刀剣男子様とお取り込み中だったようなので政府への報告も兼ねて帰らせていただきます。
P.S
油揚げがわたくしめを待っておりますゆえ、本日は例外を除いてもうそちらへは行けません。頑張ってください
こんのすけ』
(油揚げ?帰る?行けない?頑張ってください?
え、なに…わたしの価値油揚げ以下なの?優先順位油揚げより下なの?私これからどうしろと?私が大変な思いをしている間に政府という安全地帯で優雅に油揚げ食べてるのかぁ…そっかぁ…)
私「…さぁさぁ…薬研様、一期一振様、今日はとびっきりおいしいものを食べましょうね?」
薬&一「……そ、そうだな/ですね」
これには流石に苦笑した、2人とも苦笑いだ
私「まぁ、茶番はこれくらいにして…どうしましょう…顕現。そういえば…薬研様はなぜ顕現していらっしゃるのですか?」
薬研「あぁ、俺っちは…気がついたら顕現してたんだよなぁ…刀のときは記憶が朧げすぎるが…顕現の前にシャンシャンって鈴の音が聞こえたような…」
私「あ!そうです。私その時姉の結界を壊すのと周りの浄化をしてて神楽を踊ってたんですよ…結界が壊れた後…花びらが舞って…」
一期「成る程…では試しに神楽をしてみては。」
薬研「そうだな、それに俺っちも大将の神楽見てみたいしなぁ」
私「分かりました…ではやってみますね。」
そう言うとまた霊力で鈴を作り、神楽を舞った。
心を込めて…美しく…丁寧に…
そして最後に『シャン…』と鈴を鳴らした。
すると薬研様の時のように桜吹雪が大量に舞った
そちらを目にするととても可愛らしい吐血レベルの小さな子が10人立っていた。
10人とも暫く呆然としていて手を握ったり目をパチパチさせたりと驚いていた
沈黙を破ったのは凄くかわいい、ピンクのロングヘアのスカートをはいている子だった。
?「い、いち兄なの?本当に?夢じゃない?それに薬研も、他のみんなも…どうして?あの人(主)は?」
薬研「落ち着け、乱…他の奴も驚いてるようだから説明するからまずは自己紹介しろ。」
其処でみんなは私の存在に気付いたらしく…刀を構え戦闘態勢になっていた。