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姉の罪は私が償います!【刀剣乱舞】

第4章 短刀救出大作戦!


薬研様はふと花のような笑顔を見せたあと何かを覚悟したように…

薬研「もちろん、短刀たちを救出するのは協力するぜ、
よろしくな…大将。」

大将…つまりは主…として認めてくれたということ。

(あぁ…可愛らしい…私はこの笑顔を守り続けなけば…)

私「大将…ありがとうございます!嬉しいです。」

そう言って私は数年ぶりに本当の笑顔を見せた

私「よし、そうと決まれば早速短刀様を救出しましょう!池の中にあるのですよね…でも藻で見えないですね…薬研様は見えますか?」

薬研「いや…見えはしないが気配は感じ取れる。」

私「そうですか…なるほど、では申し訳ありませんが薬研様が短刀様を池から出していただけますか?そしてこちらに置いてください、その後私が手入れしますね」

そう言って私は持ち物から絹の布を取り出し比較的綺麗な平らな岩の上に置いた。

薬研様は笑顔で頷くと腰の刀などの装備を外し、池のギリギリにしゃがみこんだ。

薬研「ん〜…やっぱ届かないな、この池以外と深いんだよな。大将俺っちこれから池に入るからそこの装備みててくれ、」

そう言うや否や池に入った、私は驚きオロオロとするだけだった、しばらく経つと薬研の手に崩壊寸前の刀が2つ、

薬研「大将、まず2振り、まだまだ刀があった…まずそれを直してみてくれ、その間に俺っちは休憩をする。」

なるほど、薬研様はなかなか頭が良い…私が刀を治してる間に休憩をすれば効率も良いし何より私のことを監視出来る、そして薬研様が刀を救出している間に私が休む

私「分かりました、では薬研様は少々休んでいてください」

私は2振りの刀を見た、至る所に錆があり傷だらけだった。

私は深呼吸をして薬研様の時のように柄に口付けをする、、みるみるうちに傷が治ってゆく、そしてもう片方にも同じようにした。

傷が治ったことを知らせるように薬研様を見上げる。
薬研様は…
何故か顔が真っ赤だった。

私「薬研様、終わりました…お顔が赤いですがもしや熱でも…?」

池に入ったせいで熱を出してしまったのだろうか…と薬研様のおでこに手を当てる。するとさらに顔が赤くなった。

薬研「た、大将。俺っちの時もそうやって直したのか?その…大将が口付けたとこ…ちょうど俺たちの顔や口のあたりなんだが…」

私はサァ…っと血の気が引いた

(いくら手入れとはいえ何てことを…)
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