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姉の罪は私が償います!【刀剣乱舞】

第3章 初めての刀剣男子様


私「と、閉じ込められていたのですか!?申し訳御座いません…まさか神様にまで手を出すなんて…辛かったですよね…」

薬研藤四郎様はまた驚いたような表情をしていた

薬研「驚いたな…てっきり殺された姉の敵だとかだと思ったが…そうじゃないみたいだな。
あと、俺っちのことは薬研って呼んでくれ、藤四郎は沢山いるし長いからな。呼びづらいだろう。」

美羽「わかりました。薬研様、私のことは美羽とお呼びください…ところでお願いがあるのですが…この本丸のこと詳しく教えていただけませんか?今まで何があったのか、今どのような状態なのか…辛いことを思い出させるようで申し訳ありませんが…」

まずはこの本丸について知らなければならない、政府からはほとんど聞かされていない…

薬研「わかった。たださっきも言った通り俺っちはこの池に閉じ込められていたから、それ以降のことはよくわからないんだ…それでもいいなら、」

私「えぇ、知っていることだけで構いません。少しでも情報がないとこの先どうしてゆけばいいのか…」

そうして、薬研様はゆっくりと話し始めた

薬研「あの女…お前さんの姉は、最初はいい印象だったんだ。霊力もあるし、見た目もいいし、気さくだからな。短刀達はすぐに懐いたさ。割と刀が揃うと…本性が出てきたんだ…俺たちは付喪神といえど一応神だ、だから薄々気付いてはいたんだ…
まず、短刀達の兄であるいち兄が目をつけられた。大方短刀を折るとか脅してたんじゃないか、いち兄はそれからしばらく夜伽に使われた、俺たち短刀は遠征や出陣で明け暮れる日々…手に入れた資材は三日月を鍛刀するために使い込まれた…手入れは一切しなかった。でも三日月が全く出なくて…短刀はみんな再起不能になるまで戦い、使えなくなるとこの池に閉じ込められた…いち兄や他の刀剣たちを脅す材料として。だからこの池には沢山の短刀が入っているはずだ。俺が分かるのはここまでだ…悪いな…大した情報もなくて…
最後に1つお前さんは本当に新しい審神者になるつもりなのか?ここは危険だぞ?」

私「えぇ、どんな危険な目に合っても私は審神者になって姉の罪を償って皆様を幸せにするんです。
薬研様本丸のこと教えてくれてありがとうございます。池の中にまだ短刀がいると分かっただけでも大収穫です!今から短刀様たちを救出しようと思うのですが…協力してくださいますか?」
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