第7章 二人の山姥切
薬研「ああそうか。大将は《普通》とはほど遠いからな」
審神者『ちょっと薬研、その言い方酷くない?まるで私が妖怪か何かみたいじゃない』
薬研「お、ほっぺを膨らませて怒った顔も可愛いぜ」
審神者『///な、何言ってるのよ!からかわないで!薬研のバカ!!』
薬研「あーあ真っ赤になって、ますますからかいたくなるな」
頬を染めた審神者とからかう薬研のやり取りを、長義は不思議そうに見つめていた
長義「ここの薬研とは仲がいいんだな・・・」
薬研「ここの?」
審神者『また長義は余計ことを・・・いつも来る政府の役人が薬研藤四郎を連れてくるんだけど、その薬研藤四郎がとにかく嫌な奴なの!』
長義「だがあいつだけは卯月が審神者になることを反対してたな」
審神者『反対って《こんな奴審神者に向いてない》とか《本丸を霊力でふっ飛ばす》とか、あげくは、《ちび》《脳筋》《単純》そんなもん審神者に関係ないっての!!女の子は小さくていいの!』
燭台切「それって・・・」
太鼓鐘「もしかして・・・」
鶴丸「あれか?」
大倶利伽羅「好きな奴ほどいじめたくなる・・・」
厚「何処の薬研も素直じゃないなー」
薬研「俺は素直だ!」
乱「確かに素直だね。自分の欲望に」