第2章 告白の瞬間*
中庭に着くと百ちゃんが
不思議そうに目を細めた。
「何て言うのですの?」
『あ、告白の内容はふつーにいくよ。
好きですって。』
「よ、よかった...」
『変なことなんて言わないよ。』
「放課後言うのですか?」
放課後、だよね。
決戦の時は...
でも、どこで告ればいいんだ...?
『うん、でも場所が、、』
「そうですわね...
誰もいない教室はどうでしょう?」
『おおー、なんか良いね!』
「それなら爆豪さんに私が声をかけましょうか?
待っていて、と。」
百ちゃん...!!
なんて優しいの...っ
『お願いしますっ』
「分かりました、伝えときますわ。」
『ありがとう、ほんとに...!』
「礼にも及ばないですわ」
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