第2章 告白の瞬間*
「どこが好きなんだよ。あんな奴。」
『まず最初にね、あの切れ長の目が
ほんとにキュンってします。
次は、あのダルそうで甘い声!
もう名前呼ばれたら最高だと思うっ!
あと、』
「もういい。」
熱弁途中に心操くんからのストップが来た。
え?なんで止めちゃうのさ。
まだいっぱいあるのに...
「好きなのは分かった、けど
アイツと話したことあるのか?」
『え?もちろんない!』
「...はぁ。」
そこ溜め息つくとこ?
別に喋ったことないだけじゃんか。
『告白、してみようかな』
「やってみればいいじゃないか。」
『...だよね。』
「冗談だろ?」
『告白してみるかぁ。』
「嘘だって言ってくれ...。」