第11章 いってらっしゃい*浦原喜助[BLEACH]
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「喜助さーん!お散歩してきます~!」
「はーい!奏サン、気をつけるッスよ~!」
喜助さんに拾われて1ヶ月。
幸せな毎日を過ごしている。
「今日もいい天気~☆」
生きていた頃はこんなに自由じゃなかった。
こんな穏やかな生活をしているのが信じられないくらいに。
私は自身の左手を太陽にかざす。
薬指の指輪が太陽の日を受けてきらきらと輝く。
この指輪は虚から襲われないためのもの。
『左手の薬指につけておくといいッスよ~♪』
と言われたので、その通りにしている。
その指輪をみる度にトクントクンと鼓動が速くなっていく(気がする)。
ああ私、喜助さんが好きなんだなぁ。
恋なんてしたこと無いけど…
この想いはきっと恋。