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短編集 Dear my precious…
第9章 君へ*赤司征十郎[黒バス]
なんかあの時みたいな気持ちが広がる。
ただただ驚いて…ただただ嬉しくて…ただただ幸せ。
そんな複雑な気持ち。
その中に確かな気持ちを感じていた。
『赤司くんが好き』
その気持ちで満たされていた。
ピンポーン。
読み終わるタイミングを見計らったようにチャイムが鳴った。
…彼だ。
そんなこと有り得ない気もするけれど、なぜか確信があった。
私は急いでドアを開けた。
そこにいたのはやっぱり赤司くんだった。
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