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短編集  Dear my precious…

第9章 君へ*赤司征十郎[黒バス]



朝。

「きてないなぁ…」

メールとかきてるかなぁと思ったんだけど…

(まあ今日は始まったばかりだし!)

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昼休み。

「はぁ…」

「どうしたのよ、ため息なんかついて?」

「いや、別に何でもないよ。」

中学の時の友達からも何件か来ていたが、赤司くんのは来ない。

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放課後。

(忘れてるのかな…)

何も連絡がなく、不安な気持ちでいっぱいだった。

(私なんかより素敵な人はいっぱいいるしね…)

どんどん暗くなっていく気持ち。


家につき、何気なくポストをあける。

そこには一通の手紙。

…見慣れた字だった。

私は急いで封を切った。
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