第8章 ホントノカレ*朝日奈梓[ブラコン]
ドキドキと鼓動が大きな音を立て始めた時。
バンッ!
「梓~!ちょっと聞きたいことあるんだけど~!」
まさか…椿!?
案の定、椿が入ってきて、ばっちり目があってしまった。
「あっ、お取り込み中?ごめんな~!オレの用事は明日でいーや!」
あぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!
恥ずかしいっ!辛すぎるでしょ!
誰かこの場から私を消してっ!
「おやすみ、椿。」
「うん、おやすみ☆」
パタリ。
「じゃあ続きしようか。」ニコリ
いや!?
「出来るかぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」
「止めないでって言ったのは誰だっけ?」
「…!?」
本当の彼にはかないません…!