第7章 お前だけ*カミュ[うたプリ]
ピリッと破いて中を読む。
『久し振りじゃの、カミュ。お前の活躍は私の耳にも届いている。だが休みも大切だぞ?思い合うもの同士休暇を過ごすとよい。』
思考回路が一瞬停止する。
(女王は知っているのか…!?)
俺たちが愛し合っていることを。
だが女王に仕える身。
恋人になるなど許されるはずではない…
「わっかりマシター!Mr.カミュには休暇をあげマース!Mr.カミュアーンドMs.カナ、2人でゆっくりしてクダサーイ!これは命令で~す!」
早乙女の声で現実に戻される。
休暇と言っておきながら、命令か…
早乙女の言うことは相変わらずわからない。
だが、
「カミュと一緒に過ごせるなんて、いつ以来かしら?」
と目を輝かせるこいつを見ていたら、素直に従おうと思った。