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短編集  Dear my precious…

第26章 Only You*カルナイ[うたプリ]


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それからあっという間にライブ当日がなった。

で、私は純白のドレスに身を包み普段はしない化粧をわざわざメイクさんにやってもらった。


なんでこんなことになっていると、先日のリハに遡る。

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「Youには新曲を生演奏してもらいマース!」

「は?」

「衣装ももうすでに用意してますノデ~ 恋といったら結婚!結婚といったらウェディングドレス!ということで~頑張ってクダサーイ!」

「ちょ…っ!待っ…!」

なんで私も出演するのとか、連想が一気に飛びすぎだろとか、ツッコミたいことはたくさんあったけど、聞く耳を持っていない社長は既にいなくなっていた。

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ということで今に至る。

『何物にも染まらない』という意味ではウェディングドレスと言ってもいいだろうが、想像と違う。

タイトな感じで若干動きづらい…

「奏ちゃん、キレイ!」

聞き慣れた声が聞こえる。

振り返るとすっかりアイドル姿になった四人がいた。

「ああ、美しいな。」とミューちゃんが言えば、
「カミュが褒めるなんて珍しいね。」と藍ちゃんが興味深そうにする。
「緊張してるのか?」と蘭ちゃんに声をかけられ、
「リラックス☆リラックス☆」といつものテンションで嶺ちゃんは励ます。



「みんなも素敵だよ。皆のためにも演奏頑張るね!」

そう言えば、それぞれから返事が返ってくる。


さっきまで心が不安定だったけど、なんだか落ち着いた。




絶対成功させなきゃね…!









そしてライブは始まった。
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