第22章 本音*岩泉一[ハイキュー]
「私が好きなのは……岩泉…」
やっぱり、おい…って、は?
「聞こえないよ~」
おどける及川をキッと睨んで、声を大にした。
「私は岩泉が好きなの!だから及川!離れてっ!」
体育館内は突然の告白に呆気にとられる。
「よく出来ました。はい、岩ちゃん!」
パスと言って、こっちに南を投げる。
呆然としながらも、俺は南を受け止めた。
そして、2人まとめて体育館から追い出される。
「はい、ちゃんと終わるまで2人とも体育館に入っちゃダメだから!これ主将命令ね~」
及川の軽い声はあまり耳に届かなかった。