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短編集  Dear my precious…

第18章 嫉妬*緑間真太郎[黒バス]


「え?なになに!?」

「ちょっと待てって。もうすぐ真ちゃん来るから…!」

高尾の目には私なんかじゃ到底見られない景色が写ってるんだろう。

「え、私はどうすれば?」

「とりあえず壁を背に立ってて。」

「?…うん。」

素直に従うと足音が近づいてきた。

…真ちゃんだ。

がらりとドアが開く。

「こんなところでなにをしてるのだよ?…っ!?」

「…!?」

私も真ちゃんも息をのむ。

高尾の顔が私に近づき、






口と口が重な…





















る直前で止まった。



だが真ちゃんにはキスしているように見えただろう。

なるほど、こうやって妬かせようってことね。
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