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短編集  Dear my precious…

第17章 いつもそばに。*桜井良[黒バス]


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連れてこられたのは良の部屋。

「適当に座ってて。飲み物持ってくるね。」

ひとりになってしまったので、部屋を見渡す。

結構シンプルな部屋。
本棚に置かれた教科書とバスケの雑誌を見て、良らしいなぁって思った。


ここに来るのも久しぶり。
小学生以来かな?
でも変わってなくて、少しほっとした。


「お待たせ。…はい。」

カップを受け取る。
中に入った液体がゆらゆらと揺れた。

「あ、気を使わせてごめんね。……ありがとう。」

良が持ってきてくれたココアに口を付ける。


ミルク入りのココアはふんわりとした甘さと温かさを口に運んでくれた。


「おいしい……!」
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