• テキストサイズ

短編集  Dear my precious…

第17章 いつもそばに。*桜井良[黒バス]



「ふふっ。」

「え?なんか変だった?!」

「あ、え、スミマセン!奏ちゃんが笑ってくれたのが嬉しくて……!」

良も楽しそうに笑ってくれて、その笑顔が私の心を溶かしてくれる。

「ありがとね、良。」

こんな風に優しくしてくれる良の気遣いに感謝した。

「まだ感謝されるようなことはしてないよ。……何があったのか聞かせてくれる?」

「うん……」 

もう一度、ココアを啜る。
優しい味に後押しされた。

「良も知ってるかもしれないけれど……最初から話すね。」



コクリと頷いた良を見て、私は中学生の時からあったことを話し出した。
/ 244ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp