第16章 最高の女の子*紫原敦[黒バス]
さっそく一口。
「おいし~!」
てか、料理苦手って嘘じゃないの~?
市販のなんかよりよっぽど美味しい~
「前にね、敦が私の作ったお菓子が食べたいって言ってたじゃん……だから、頑張りました!」
えへへ、と照れたように笑う南ちん。
そんな彼女をあの時みたいにギュッと抱きしめた。
「ちょ、敦?!」
「南ちん。ありがとう~」
「……うん。」
こんな風に頑張ってくれる彼女が大好き。
南ちんはいつもパワーをくれる。
南ちんが側にいるから、オレも頑張れる。
南ちん(とお菓子)がオレの全て。
南ちんはオレにとって最高の女の子。
……ずっと一緒だからね~?