第16章 最高の女の子*紫原敦[黒バス]
オレの疑問をよそに、テキパキと買い物を終わらせた。
で、部屋に移動。
買ってきたお菓子を広げた。
「ね~南ちん~?なんでクッキー買わなかったの~?」
てか、大好きなはずでしょ~
「うん…あのね……」
ほっぺを赤くしながら、バックの中から何かを取り出した。
赤くなってる南ちん、ちょ~かわい~!
「これ、敦に食べてほしくって……」
取り出したのは手作りのクッキー。
オレは驚いて声がでなかった。
「ほ、ほら!市販のクッキーと味比べられたら嫌だし…敦に美味しくないって言われたくないし……」
オレが黙ったのが不安だったのか、早口で言葉を並べる南ちん。
「そんなわけねーじゃん。ちょ~うれしいんだけど~!」