第13章 涙の代わりに…*伊月俊[黒バス]
チリンチリン。
ドアを開けるとベルの音が響いた。
俺が入ったのはアクセサリーの店。
奏はシルバーアクセサリーとかよく身につけてるから、いつものお礼に何か送りたいと思った。
「どれがいいだろう…?」
せっかくだから素敵なものを送りたい。
(素敵なステッキ…!キタコレ!)
あれこれ悩んでいると、店員に声をかけられた。
「何かお探しですか?」
(定員制の店員…!キタコレ…じゃなくて!)
「彼女への贈り物を探しているんですけど…」
(ハッ!栗の贈り物!)
「ではペアルックなどはいかがですか?」
「それ、見せてください。」
様々なダジャレと共に、プレゼントを考えた。