第18章 ~番外編~平門さんの胸の内
「平門!どういうことだ」
「あぁ、すみません。報告が遅くなってしまって」
平然とコーヒーを飲む平門。
「華艶に関する報告は、随時しろとあれほど言っているだろう!」
私の目の前にいる先生と、少し離れたソファーに座る平門との言い合い…
「平門ーまたやらかしたのか?」
楽しそうに茶化すツキちゃん。
「毎回毎回、戦いに関する報告は数日遅れだが…今回は何だ!映像を見たが、
相手はお前じゃないか!」
「華艶の看病が最優先でしたので、報告が遅れました」
さらりと言う平門
「嘘…いつもみたいにからかってただけじゃない…」
ついつい本音が漏れてしまった。