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【カーニヴァル】新月の裏側
第16章 嘘と真実
小高い丘の上。
手を伸ばせば届きそうなところに見える満月。
辺りは月明かりで見渡せるほどだ。
夜ってことに変わりはないけど、傍には平門がいるから怖くはない。
抱えられた状態からようやく開放されて自由になる。
少し離れた場所にいる平門。
私に背中を向けて…何か察しているようにしか見えなかった…。
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