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千銃士【Noble Master Project】R18

第8章 英雄の狂乱



Rapp side----



陛下は「隠密」の意味をあまり理解していないようで…パリでの作戦は非常に難航しました。


目立つな、という基本理念を無視した陛下の行動は…そう、まるで「おのぼりさん」のごときはしゃぎようでしたから…。

またそこにシャルルヴィルやスプリングフィールドたちを巻き込んだものだから、我々は完全に目立っていた…と思います。


貧しい平民の服装だったから「おのぼりさん」で通せたものの、いつもの戦闘服をまとっていたなら、おそらく世界帝軍にバレてしまっていたでしょうね。




しかし

なにはともあれ我々は、パリのレジスタンスから4挺の古銃…ドライゼ、シャスポー、タバティエール、ローレンツを譲り受けることができました。


これをマスターにお届けし、貴銃士として召喚して頂ければまた我々の戦力が増強することでしょう。

アメリカ組の4挺同様、前マスターの記憶を持たぬ者たちではありますが、今のマスターの元に集う同志であることに変わりはありません。


同じ仲間として、マスターの力となり世界帝軍を倒すことができれば…。


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