第14章 幸福②(輪虎side)【R18】
「んー、可愛い。次はちょっと痛いかも。」
「えっ?…次?…」
言葉の意味が分からないのか戸惑っていたけどもう我慢なんて出来なくてそのまま続けた。
「ちょっと力抜いててね。」
そのまま足を持ち上げると自身を充てがいがゆっくり沈めていった。
「いっ……た………」
想像通りそこは狭く、顔を歪める葵をそっと抱き締めた。
「大丈夫…力抜いて……」
口付けするとさらに奥まで沈めた。
「や…っ……あっ……」
「そう…上手……」
はぁ…と熱い吐息を葵が吐くとぎゅっと僕を抱き締めてきた。
(あんまり可愛いことしないで…僕が持たないから……)
それでも冷静を装った。
「ん…動くよ…」
ゆっくり律動すると熱く絡み付く感覚にあっという間にこっちが限界になりそうだ……
「あっ…あっ……んぅ……」
蜜がさらに溢れてきていやらしい水音が響いてきた。
(女を抱くのは初めてじゃないのに……こんなに熱くて感じるのは初めてかも…それ以上に何だろう?この満たされる感じ……)
そんな事を思い優しく微笑んでいると葵が僕を見つめていた。
少し頬が紅潮して感じている顔を見るともうそれだけで果ててしまいそうだ…
「そんな目で見つめないで…僕が持たない…」
余裕なくそう言うと葵から抱き寄せられ口付けされた。
「んん……はぁ……輪虎……」
「っ!…ホントに…君は……」
(もう知らないからね……)
一気に律動激しくするといやらしい水音が…腰を打ち付ける音が響いてもう何も考えられなくなりひたすら葵を感じていた。
「あっ…あぁっ…やぁっ………」
「大好き…葵……」
限界が来るとぎゅっと抱き締め囁くと葵も抱き締め返してきて二人で快感に沈んだ……