第22章 想望②(輪虎side)【R18】
そこへ指が一本、二本と滑らせる…中はいつも以上に熱くなっているようだ。
「あっ……あぁっ……!だめぇ………」
「いいよ。イッて。見ててあげる。」
この言葉に葵は必死に首を降って唇を噛み締めている。
そんな姿にまた嗜虐性が刺激される…
「んー?イキたくないの?分かった~」
ふふ…と思いながら軽やかに言うと今までの動きを止めて全身に口付けていった。
絶頂をお預けさせられた葵は足をモジモジしていて思わず目隠しを外した。
「どうしたの?」
意地悪く微笑むと顔を逸らされ、さすがに怒らせてしまったかと少し焦った。
「ごめん…怒らないで……」
「怒ってないから困ってるの……」
頬を赤くする葵に完全に僕の負けだった。
「敵わないな~」
手の拘束を解くと抱きかかえ、ニッコリ微笑んだ。
「今度は一緒にね。」
そのまま一気に中に入っていった。
「………っ!…あぁっ……」
熱く絡みつく快感にそれだけで果てそうなのにいつもより近くで葵の息遣いが聞こえ快感を煽られる…
更に葵が僕にぎゅっと抱きついてくるから耐えられそうにない…
「っ!…そんなに煽らないで。メチャクチャにしたくなる……」
「あぁっ………あっ…り…輪虎なら……構わない…」
その言葉に僕が限界…
「知らないからね……っ」
そのままの姿勢でいつもより激しく腰を打ちつけると見たことないくらい葵は乱れていた。
「あっ………あぁっ……」
きっと飛びそうな意識の中ずっと僕の名前を呼び続けている。
「うん、ここにいるよ…」
優しく囁くと頭を撫で口付けをしながら絶頂していた。
そして、葵はそのまま意識を手放していた。