第18章 愛欲②(輪虎side)【R18】
そのまま葵が何かを言う前に横抱きにして寝台
に連れて行った。
既に潤んだその目は羞恥心とどこか期待を含んだあられもない気持ちが見て取れる。
「あんまり煽らないで。葵が相手だと余裕ないから…」
僕もまたあられもない気持ちを隠さずに葵に向け、そっと口付けを落とした。
舌が侵入させると確かめるように口内を責め葵の息を奪っていく…
「ん……ふぁ……」
唇を離すと耳にも口付けそっと囁いた。
「耳も感じる?」
「あっ…少しくすぐったい……」
「そう?」
耳たぶを唇で食むと葵の頬がどんどん赤くなるのが分かった。
「や……あの…声が近くて…何も考えられなくなる…から……」
「じゃあ、もっと考えられないようにしてあげる。僕だけを感じてて。」
そのまま唇を首筋、胸元へと降ろし、夜着を脱がせていった。
「次はここ……」
そう言って胸の膨らみを、先端を指で刺激してみる。
「あっ…んんっ…」
それだけで甘い声が漏れ、先端は主張していた。そこをさらに唇で舌で刺激していく…
「ここ好き?」
少し意地悪く聞いてみたけどそんな僕に葵は気付かなかった。
「あぁっ……やっ……わ…分からない……」
「ん…好きだね。」
体を下に降ろし片足を持ち上げると足先にも口付けた。
「あっ…そんな…足なんて汚いから…」
そんな反論しても無駄…
「葵に汚いところなんてないよ。」
そのまま徐々にふくらはぎ、太ももへと唇を舌を這わせていった。
「あぁっ…ダメ…恥ずかしい…から…」
また恥ずかしいようで手で顔を隠していたが、その姿に理性が飛びそうになる。
「大丈夫。綺麗だよ…」
何とかそう言ったけど葵にはもうほとんど聞こえていないようだ。
無自覚に足を閉じようとしているけど僕の力に敵うはずもなく唇は蕾を捉えた。
蜜口からはすでにはしたない蜜が溢れ蕾もそれを主張し始めている。