第18章 愛欲②(輪虎side)【R18】
「じゃあ、こうしたら見えないし恥ずかしくないね。」
そう言って僕の方に向かせて抱き締めた。
その肌はやっぱり柔らかくて気持ちいい…
「綺麗な肌だね。」
感触を確かめるように腰から背中をなぞりながら囁き、首筋に肩に口付けた。
「っ……り、輪虎…ダメ……」
僕を押し返そうと体が少し離れたところで今度は唇を奪い深いものにした。
「んっ………はぁ……」
口付けだけで体に熱が灯り葵の声がそれを煽る…
「そんなに煽らないで。僕そんなに自制心利かないよ…」
言いながらも胸元に唇を這わせていく…
「んっ……ホントにダメ…」
そう言って僕の髪をかきあげられた。
「そんな蕩けそうな顔して言っても説得力ないな~…とはいえこのまま続けるとのぼせそうだから続きは後でね。」
本当にこのままここで抱いてしまいそうでイタズラに胸の先端をペロッと舐めると離れた。
「ひゃぁっ!」
葵はまた変な声が出して全身真っ赤になって俯いていた。
「ふふっ…のぼせないうちに上がっておいでよ。」
そう言ってさっさと先に上がって待つことにした。
しばらくして葵が部屋に戻ってきたけど、何故か僕がいることに驚いている。
「輪虎!?えっ?あ……どうして?」
お風呂上がりのどこか妖艶な葵を抱き締めると頬に手を添えた。
「だってずっと葵に触れてないからもう限界って昨日言ったでしょ?葵は僕に触れられるのはもう嫌?」
すると恥ずかしそうにしながらも僕の目を見つめながら話してくれた。
「嫌…では…ないよ…でも……まだ少し怖いって言うか………」
「ん…そうだよね。この前は僕もあんまり余裕なかったから。だから今日は葵のいいところ教えてね…」