第17章 愛欲①(夢主side)【R18】
そのまま私が何かを言う前に横抱きにされベッドに連れて行かれた。
恥ずかしさと、はしたないかもしれないけど期待もあって頬が熱くなった。それに目もすでに潤んでいた。そんなあられもない気持ちを隠さずに輪虎を見つめた。
「あんまり煽らないで。葵が相手だと余裕ないから…」
輪虎もまた、あられもない気持ちを隠さずに私を見つめるとそっとキスが落ちてきた。
柔らかい舌が侵入してきて確かめるように口内を責められ私の息を奪っていく…
「ん……ふぁ……」
唇が離れると耳にキスされた。
「耳も感じる?」
その声と耳にかかる熱い吐息にゾクゾクしていた。
「あっ…少しくすぐったい……」
「そう?」
耳たぶを唇で食まれると頬がどんどん赤くなるのが分かる。
「や……あの…声が近くて…何も考えられなくなる…から……」
「じゃあ、もっと考えられないようにしてあげる。僕だけを感じてて。」
そのまま唇が首筋、胸元へと降りていき、気付けば夜着は脱がされていた。
「次はここ……」
そう言って胸の膨らみを、先端を指で刺激された。
「あっ…んんっ…」
それだけで甘い声は漏れるし先端は主張していた。
そこをさらに唇で舌で刺激されるともう何も考えられない…
「ここ好き?」
「あぁっ……やっ……わ…分からない……」
「ん…好きだね。」
体が下に降りて行くと片足を持ち上げられ足先にキスが落ちてきた。
「あっ…そんな…足なんて汚いから…」
そう反論したけど無駄だった。
「葵に汚いところなんてないよ。」
そのまま徐々にふくらはぎ、太ももへとキスが舌が這ってきた。
「あぁっ…ダメ…恥ずかしい…から…」
また恥ずかしくて手で顔を隠してしまった。
「大丈夫。綺麗だよ…」
そう言われたけどもうほとんど聞こえてなかった。