第17章 愛欲①(夢主side)【R18】
「じゃあ、こうしたら見えないし恥ずかしくないね。」
そう言って輪虎の方を向かされ抱き締められていた。
「綺麗な肌だね。」
腰から背中をなぞりながら囁やかれた。そして首筋に、肩にキスが落ちてきた。
「っ……り、輪虎…ダメ……」
押し返そうとして体が少し離れたところで今度は唇にキスされすぐに深いものになっていた。
「んっ………はぁ……」
キスだけで感じている自分がいた…
「そんなに煽らないで。僕そんなに自制心利かないよ…」
そう言いながら胸元にもキスが落ちてきた。
「んっ……ホントにダメ…」
そう言って輪虎の髪をかきあげていた。
「そんな蕩けそうな顔して言っても説得力ないな~…とはいえこのまま続けるとのぼせそうだから続きは後でね。」
そう言って胸の先端をペロッと舐められた。
「ひゃぁっ!」
また変な声が出て全身真っ赤になって俯いてしまった。
「ふふっ…のぼせないうちに上がっておいでよ。」
そう言うと先に上がってしまった。
私はお風呂のせいなのか輪虎のせいなのかのぼせた気持ちだった。
お風呂から出て少し火照りを冷ましてから部屋に入ると輪虎がいて普通にビックリした。
「えっ?あ……どうして?」
驚いていると抱き締められ頬に手を添えられた。
「だってずっと葵に触れてないからもう限界って昨日言ったでしょ?葵は僕に触れられるのはもう嫌?」
凄く恥ずかしかった…それでも正直な気持ちを目を見つめながら言った。
「嫌…では…ないけど……まだ少し怖いって言うか………」
「ん…そうだよね。この前は僕もあんまり余裕なかったから。だから今日は葵のいいところ教えてね…」