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【ヒロアカ】私たちには余裕がない。

第1章 仕事中。


爆豪side────---


入れ直したコーラを持ちながら、喉の奥でクッと笑う。

やべぇな‥‥あいつらに会う前に笑い収めねぇと。

さっきのあいつの顔。

すぐそこにあった真っ赤な顔。

少し震えていた、拭く手。

いちいち、心の奥がくすぐられるような気がしていた。

ドツボにハマりそうな予感が、沸き上がってくる。

あの顔がもう一度見たい。

もう一度、あの顔をさせてみたい。


グビッとコーラを飲み干す。


───また次会うとき、

そん時は、逃がさねぇ。


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