第7章 「SBK」~二次審査~
晴花side
(ゆっきー、いつもよりそっけないな…。まぁでも、しょうがないか…。熱あるんだし。)
私がそう思っていると、
「ふー、食った食った~。」
と、ゆっきーが言った。
おかゆをペロリと平らげたようだ。
風邪ひいてるほうが、食欲あるんじゃないのかな?(笑)
満腹になったせいか、ゆっきーの目はトロンとして眠たそうだ。
「ほーら、ぼーっとしてないで早く寝ろって。ん…?」
私はゆっきーの胸のあたりに、おかゆがこぼれているのを見つけた。
「もー、ゆっきーってば、おかゆこぼしてるよ?しょうがないなー。」
私はそんなことをぶつぶつ言いながら、ティッシュを持ってゆっきーに近づく。